スポーツ

アルティメットフリスビー ロングスローの投げ方(サイドスロー編)


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前回にのロングスローの理論編、とかいって全く説明が足りてなかったので続きです。

前回記事

前回記事では野球のピッチング、バッティングを参考にと書きましたが、具体的な練習方法まで紹介できたら良いな。

まずアルティメット用のフライングディスク、通称ウルトラスターの重さは何gでしょうか?
新入生には難しい問題かもしれませんが答えは175g ですね!

ではウルトラスターとプロ野球で使われる硬式ボールと比べてどちらが重いでしょうか?

答えは フライングディスク!

硬式ボールは150gくらいらしいです。

ここで考えて欲しいのはフライングディスクの方が硬式ボールより重いのに軸足が野球とは違うこと。

右投げの大谷翔平選手が軸足がアルティメットと同じ左足だったら160キロ投げれると思いますか?

答えはNOです。
野球は軸足が投げる側の腕と同じだから体重移動×筋肉をフル活用して投げることが出来る。

しかしアルティメットは軸足が野球と逆、硬式ボールよりも重いので、野球ほど身体を使って投げることが出来ません。

理解して欲しいのはアルティメットのロングスローは体重移動を含めた身体の使い方をしっかりマスターすることが必要で、マスターするには本当に基礎的なトレーニングを積んでいくことが重要です。

理に適った投げ方を理解し、基礎的なトレーニングを積むことが重要です。

とりあえずその意識を持ってもらった上で、さっさと練習方法を紹介しますね笑

サイドロングスローの練習方法

*右利きの場合で説明*

①野球のセットポジションと同じ体の向きにして、投げたい方向に体の正面ではなく左肩が前になるように立ち、足を肩幅から両側に一歩ずつ出したくらいに開き、左足のつま先は投げる方向に向けておく

②そのままランジスクワットをするイメージで、左足⇨右足⇨左足⇨右足と体重を片側にかけ、きちんと体重を大臀筋で受けているのを感じる

③ここから実際のスローに移っていきます。
身体を捻り、肘を上げて脇を開ける。肘は肩よりもやや高い位置でゼロポジション(といい、肩周りの筋肉を束で使えるポジション)まで上げる。

*画像ではちょっと肘は低いですが肩より上げる

④腕を振るのではなく、右足かかとから地面を削り取るように蹴り、右足に乗せた体重を左足に移す事を感じながら身体を捻り、投げる。

⑤腕の振りは野球のアンダースローをイメージしてやや下からになるよう、リリースポイントは腰より下のライン、ディスクの角度は鬼のようにインサイドをかけて、思いっきり投げる
*インサイドをかけるとはディスク寝かせる、ディスクを持っている側と反対側を地面よりに下げることを言います。

⑥腕を振ることを考えて、腕が体重移動より先に振ってしまうと必ずディスクが縦(チョップ)になり絶対うまく飛びません。

⑦右足のかかと⇨体幹⇨左足⇨肘⇨ディスクの順番でスムーズに動かせると、ディスクの重さを感じ、インサイドをかけたままの角度でスローが飛びます

筋トレと同じでオールアウトする意識で強く思いっきり投げないとスローレンジは伸びないのでそこも意識してください。

文字だと大変わかりづらいですが、この文章を読んで理解して欲しいことは
アルティメットのスローは軸足の関係でそもそも身体を上手く使えないようになっていること。

筋肉だけで投げるのではなく、身体の使い方、体重移動をきちんと使わなければいけないことを理解してください。

アルティメットにおいてサイドのロングスロー投げられることのメリット

アルティメットはご存知の通り、フライングディスクという使用している器具の特性上、風の影響をかなり受けやすい。

そのため、オフェンスは風を活かしたスローを駆使して、ゲインやゴールを狙うので逆にディフェンス側はいかに投げづらいスローを投げさせることや投げてもスローが通りにくいシュチュエーションをつくろうとする。

スローが通りにくいシュチュエーションの例としてわかりやすいのは、
風が強く、風向きが向かい風となっている場合かと思う。

この時サイドスローの飛距離がだせない場合、つまりロングスローを通せる力がない場合、ディフェンスに投げづらい場所へおいやられて、打開策がないためTOを献上してしまう可能性が高くなる。

すでに書いたがサイドスローはこの世の理上、投げにくい体の使い方をせざるを得ないのでディフェンス側はサイドスローの飛距離は出ないという予測を持ってディフェンスしてくる可能性が高く、向かい風でサイドが投げられずTOをしたことはほとんどの人が経験するであろう。

ディフェンス頻度が多いサイドスロートラップをロングスローを持って打開できれば、必然的にディフェンスを破る回数が増え、キープ率が高くなることはお分かりいただけるであろう。

とにかく体を使うことを意識して、サイドのロングスローを練習することで

体得できるので挑戦してみよう!