アルティメットにおいて、なるべくマーカーをよけて、マーカーより遠いところから投げる必要がある。
今回はその中でも低い位置、より地面に近いところからサイドスローを投げるための練習方法を紹介する。
結論から述べると野球のピッチャーの練習を取り入れることで地面からサイドスローを投げることが可能となる。
なぜアルティメットのサイドスローは地面くらい低い位置から投げる必要があるのか?
なぜアルティメットのサイドスローを地面くらい低い位置で投げる必要があるかというと、低いところから投げれば投げるほどマーカーがブロックしようとする体勢や重心が低い位置に来るため、もしそのスローがマーカーが被って投げれなくともフェイクにするとバックハンド側が空いているケースが作り出せる。
これが地面よりも高い位置、例えば膝の位置くらいで投げるとマーカーの体勢や重心はそこまで低い位置に来ないため、サイドスローをフェイクにしてバックハンドに移行してもマーカーに追いつかれてしまうことになるだろう。
そのためサイドスローは地面くらい低い位置から投げれるようになるとスローワーとしての幅が非常に大きくなる。
アルティメットのサイドスローを地面から投げる練習方法
練習方法は下記の通り。
①投げたい方向に対して、右利きの人は右足を引き、左足は投げたい方向に向けたままにする
②足の幅は野球の股割りのようになるくらい、膝が90度くらいになるように広げる
③野球のピッチャーのように左足→右足→左足→右足と体重移動をし、右肘を上げ、ディスクは耳の横くらいにポジショニングする
④そのまま野球のアンダースローを投げる、指の腹でディスクを押すのではなく、指の横でディスクのリムをおし、手の甲が地面を滑るように投げる
⑤これをひたすら繰り返す。
最初はブレードといったディスクがフラット(地面と平行)にならずゴロゴロと地面を転がっていくだろうが気にしない。
ひたすら体重移動→アンダースロー→手の甲を滑らせるを繰り返す。
当然ながら手の甲は擦り切れ、血は出るだろう。だからなんだ、試合で負けるより痛くはない。
この投法をマスターすると実はロングシュートの飛距離もアップする。
ぜひ血を滲ませながら、地面からサイドスローを投げることで自分のアルティメットの幅を大いに広げてほしい。