スポーツ

アルティメットの大阪スピリッツ前キャプテンとして2019年にやろうと思っていたこと

もはや大阪から東京に引っ越ししており、誰のためでも何のためでもない内容だがもし2019年も大阪にいたとしたらこんな取り組みをしようと思っていたなぁということを徒然と書いてみる。

大阪スピリッツは1997年に近畿大学OBを中心に結成されたアルティメットのクラブチームで
全日本選手権準優勝の経験もある関西の強豪チームである。

自分は2015年4月に入団、2017年10月から2018年10月までキャプテンをしていた。

1:アルティメットチームとしてブランド化

まず第一にブランド化である。プロでもないマイナー競技の且つ日本一にもなっていないチームが何言ってんだという感じではあるが、

昨今の社会構造やスポーツを取り巻く環境においてはこのブランド化を意識してやるかやらないか、無自覚なままでいるかは天と地ほどの差が出ると思っている。

まず第一にブランド化である。
マイナー競技である(最近ではベンチャースポーツとか)アルティメットのクラブチームで、クラブチームとか言っときながらプロでも無くアマチュアで、且つそのアルティメットでも日本一にもなっていない(銅メダルはいっぱいある)チームが何言ってんだという感じではあるが、

昨今の社会構造やスポーツを取り巻く環境の変化から、このブランド化を意識してやるかやらないかでは、無自覚なままでいるとは天と地ほどの差が出ると思っている。

なぜやるのか?から話すと、普及のためである。

目的、これがブレると終わり。なぜ普及するのか?というと楽しいからである。

マーケティングの基本ではあるが人は善い、楽しい、得する、という感情が生まれるものを選んでいる。
また前提の考えとして我々の生きる日本とは資本主義社会のため、生き残るためにはとにかく「差異」が必要であり、この差異=価値としてモノ、コト、情報を交換している。

自分自身がアルティメットの楽しさを他のスポーツでは体験できないもの=差異=価値を感じたため、普及するほうが他の人の人生がより良いものとなるだろうと仮定し、
普及とはその仮説をトライアンドエラーで実証していくものだと思っている。

普及をしていくにあたり、段階を踏んでいく必要がある。

普及のためにと言うが、そもそも「普及」という言葉自体が曖昧で抽象的なものであり、
(この具体的な説明は後日しようと思う)

そもそもどんな状態が「普及」したといえるのか??
そのゴールを明確に定義、数字などの定量的は判断基準、且つ誰もがわかるイメージを描き、
内外に発信している人や組織はいまだにない(JFDAにも明示されていないと思う)

それが良い悪いを問うことが本項の目的ではないのでとりあえず置いておくが、普及するための根本的な課題の一つに「いかに認知してもらえるか?良いイメージを持ってもらえるか?」がある。

「ブランド化」とはそのアルティメットの楽しさを伝える窓口を作ることだと考えており、そもそも知らないものをやりたいと思えないし、関わらないものの楽しさの本質はいつまで経ってもわからないのである。

ブランド化の目的はより良い「認知」をしてもらう、つまりアルティメットへの関わりを持ちたいと思ってもらうことと考えている。

ではどうしようと思っていたかというと、冒頭の書いたアルティメットの持つ魅力を、
他のスポーツとの差異を、まだ知らない人々が興味を持ちやすい形で提供していこうと考えた。

それはアルティメットの魅力を因数分解して抽出した○〇な要素を、人々が何かを好きになるきっかけに感情に合う形で表現することで、アルティメットとは「〇〇なものだ」と思ってもらおうと考えたのだ。

人々が何かを好きになるきっかけは、、、

カッコイイかカワイイ

これしかないのである。幼少期を思い出してほしい。
好きになった子や好きになったものはカッコイイかカワイイものだったと思う。

スポーツはそもそもカッコイイ、そこでアルティメットはカッコイイ=クールなものとしてブランド化していくことを決めた。

それが差異だと。

参考になるかはわからないが具体的な取り組みの一部を紹介する。

・Instagramにてクールだなと思える写真の投稿

・新ロゴの作成を検討

・ロゴに合わせたユニフォーム等グッズの統一

もちろん上記以外の施策もあるが書くのが大変なので割愛する。

まずInstagramだが、これは人の目とは映像としてモノゴトを捉えており、
その捉え方から離れた表現をすると、(つまり見たことのない光景)感動する機能となっているため、
数あるSNSの中でもInstagramとの相性が抜群に良いためだ。

大阪スピリッツのInstagramはすでに停止させてしまったが投稿する内容や構図は「その投稿は本当にカッコイイか?」という基準で判断したもののみを投稿していた。

アルティメットの躍動感溢れる写真を白黒にして一部分だけ色を付けたり(まぁいうてもこの手法はパクリなのだが)

SNSの使用の仕方について各チームのやり方は様々ではあるが、

伝えたい対象の相手(ペルソナ)にこちらがどんな行動を期待して、
どうしてその行動を起こしてほしいのか、
そしてその投稿がなぜそのSNSではなくてはならないのか?

ここのとこをめちゃくちゃ考えて運用したら結果は変わってくると思う。SNSがあることで以前のマスメディアに頼る広告ではなく、
個人として全世界へ発信できる現在において、SNS運用はマイナー(ベンチャー)スポーツ関係者として必須項目ではないかと思う。

新ロゴについてはこれはユベントスのパクリだ。

ブランド化って、簡単に言うとスピリッツと言えばこれ!!というものをデザインしていく作業である。

それは色であったり、ユニの形であったり、アルティメットのプレーであったり、
さまざまなものがあるがまずは新ロゴを決めそれに沿ったユニ、カラー、ここら辺を整えていきたいと考えた。

以前Facebookにも記載したが2022年のアルティメットクラブ選手権ベスト8の目標達成のために、2019年から3年かけて、スピリッツと言えばこれ!!をデザイン、作り上げていこうというのがブランド化の意図である。

その姿を見て、知らない人はアルティメットってカッコイイ、知ってる人はスピリッツでアルティメットがしたい、スピリッツのアルティメットが好き、というような層を自らが考えて、作り上げていこうと思ったのだ。

2:自立する組織

2019年にやりたかったことその2はまた今度書きたいと思う。

せばまた。