スポーツ

アルティメットの基本中の基本のスロー練習メニュー

スローについては昨日の続きです。

アルティメットの基本となるスローについての練習メニューの紹介です。

昨日は2人しか集まらない場合の対面パスの練習を意識についてでした。

本日は3人、やっとこさの思いで3人集まれた場合のスロー練習を紹介します。

それはドリルと呼ばれる、対面パスにランを組み合わせたより実践的な練習メニューです。

練習に3人集まればできるアルティメットのスロー練習メニューとは

よくドリルと呼ばれ、アップがてら行うチームも多いかと思います。

しかしドリルを制するものはアルティメットを制すと言われるように、完全に実戦と同じ状況でスローイングとランを組み合わせた練習にすることが可能です。

ドリルは3人が三角形を組む形で立ちます。

ドリルを行う際に絶対に意識すべきことは一にも二にも「距離感」です。

常に試合で使う距離感、そして立ち位置でドリルを行うことが重要です。

スポーツでよく言われる言葉に、練習のための練習はしてはいけないとありますが、まさに距離感を間違えるとたちまち練習のための練習になってしまうので気をつけてください。

投げる側、走って捕る側も常に距離感は実戦と同じ距離なのか?を意識して、お互い確認しあってください。

特にポジションが違うメンバーで行う場合は注意が必要です。

またチームのオフェンスがバーティカルスタックなのか、ホライゾンタルなのか、はたまたサイドスタックなのか、自チームのオフェンスと本人達の役割の違いも意識する必要があるでしょう。

仮にバーティカルスタックでハンドラー1→ミドル1(ゴールに一番近い選手)とすると、オープンスローは必然的に距離が長くなりますし、もしスタックに戻る最中に改めてディスクに絡みに行くシーンである、など試合中を想定して距離やポジションを決めましょう。

ポジションを決めつつ、投げる側も捕る側も「自分はこの想定で投げるor走る」と喋りながら行うとよりドリルは実戦に近くなると思います。

ここまでで試合を想定することの重要性を説明しましたが、ドリルをやっていきましょう。

スロードリルを練習で行うメリットとは?

スロードリルを行うメリットをあげるとキリがないレベルですが、いくつかあげるとすると、

まず様々なシュチュエーションでスローやミートが可能です。
なぜならアルティメットにおける風をよんでスローイングするディスクをコントロールすることや、スローだけでなくミートの際もこの風ならスローワーはどこが投げやすいかな?と考えることでミスが大幅に減ることになります。

またオープンスロー、インサイドスローの2種類を行うことはアルティメットのゴールに向かったあとに必ず必要になるプレーになるため、必須の動きの練習にもなります。

確実にもらうためのオープンサイドを活かすもらい方、また状況を打開するためにリスクをとってインサイドへ切り込むもらい方、など実戦で必要なミートの動きの練習になります。

もらい方において一つだけ守るべきポイントがありますが、それはハンドラーにおいてもミドルにおいてももらう方向を向いたまま、もらいにいかないこと、です。

逆に言えば必ずカットを踏んでもらうにいかなければなりません。

理由は試合ではディフェンスが必ずついているので、ディフェンスからするとオフェンスの走っている方向がわかり易ければ、ディフェンスもやりやすくなるため、TOの確率があがってしまいます。

ですのでまずはもらいたい方向と逆に走ってから、もらいに行くこと、必然的にカットを踏むことになるので、徹底すると良いでしょう。

ドリルはただのアップではありません。試合です。

ドリルを制するものはアルティメットを制す、です。

その意識で取り組めばきっと上手くなるでしょう、応援しています!